データベース編 第9章 / 全13章
時系列DBとは
Time Series Database
特化型 ・ 時間ごとの記録温度計の記録用紙。時刻と値が、ずっと続けて書き込まれていく。
図とさわれるデモで確かめる →
ポイント
- 「いつ・何が・いくつ」を、時刻の順にどんどん記録する
- 「1時間ごとの平均」など、期間でまとめる計算が得意
- 古いデータは自動で粗くしたり消したりして、容量を抑えられる
名前の由来
time時間series連なり・続きもの
時間の順に連なったデータを扱うDB。
仕事の現場では
設備の稼働監視、電力使用量、サーバーの監視、株価など。「グラフで推移を見たい」データの置き場所です。
くわしく(正確な話)
- 代表例はInfluxDB・TimescaleDB。クラウドではAmazon Timestream・Azure Data Explorer など。
- 細かいデータを粗くまとめ直すことをダウンサンプリングという。
- どれだけの期間残すかを保持期間として決めておく。
- 書き込みがほぼ「追記だけ」という性質を活かして高速化している。
この章の用語(意味と語源)
- 時系列DB Time Series Database
時刻と値の記録を、大量に保存・集計するのが得意なDB。
語源time(時間)+ series(連なり)。series はラテン語 serere(つなぐ)から。
- ダウンサンプリング Downsampling
細かいデータを、粗くまとめ直すこと。
「1秒ごと」を「1分ごとの平均」にまとめれば、件数は60分の1になります。
語源down(下へ)+ sample(見本・標本)。標本を間引くこと。
- 保持期間 Retention
データを残しておく期間。
過ぎたデータは自動で消すか、安い保存先に移します。
語源英語の retention は retain(保つ)から。
- InfluxDB / TimescaleDB 代表的な時系列DB
代表的な時系列DBの製品。
語源influx(流れ込み)。TimescaleDB は time(時間)+ scale(規模)。