データレイク編 第3章 / 全11章
データレイクとは
Data Lake
何でもそのまま貯める湖湖。川から流れ込む水を、ろ過せずにそのまま貯めておく。使うときに必要な分をくみ上げて、きれいにする。
図とさわれるデモで確かめる →
ポイント
- 表データも、ログも、画像も、形を問わずそのまま保存する
- クラウドのオブジェクトストレージを使うので、大量でも安い
- 形を決めずに貯め、使うときに読み方を決める(スキーマオンリード)
名前の由来
data資料lake湖
いろいろな川(データの出どころ)から流れ込んだ水を、そのまま貯めておく湖。
仕事の現場では
「いつか分析に使うかもしれない」データを、捨てずに安く取っておけます。ただし整理しないまま貯めると、何がどこにあるかわからない「データの沼」になります。
くわしく(正確な話)
- 保存先は Amazon S3・Azure Data Lake Storage・Cloud Storage などのオブジェクトストレージ。
- 構造化データ(表)、半構造化データ(JSON・ログ)、非構造化データ(画像・音声・PDF)をすべて置ける。
- DBのように、先に形を決めてから入れる方式はスキーマオンライト。
- 日付などでフォルダを分けて置く(パーティション)のが基本。
うまれ:「データレイク」という言葉は2010年ごろ、ジェームズ・ディクソンが提唱した。
この章の用語(意味と語源)
- データレイク Data Lake
あらゆる形のデータを、そのままの形で安く大量に貯めておく場所。
覚えておく:そのまま・何でも・安く
語源data(資料)+ lake(湖)。
- オブジェクトストレージ Object Storage
ファイルを「モノ(オブジェクト)」として、ほぼ無制限に置けるクラウドの保存場所。
容量あたりの料金がとても安く、データレイクの土台になります。
覚えておく:Amazon S3 / ADLS / Cloud Storage
語源object(物・対象)+ storage(貯蔵)。object はラテン語 obicere(前に投げ出す)から。
- スキーマオンリード / オンライト Schema on Read / on Write
データの形(スキーマ)を、読むときに決めるか、書くときに決めるか。
DBやDWHは書くとき(オンライト)、データレイクは読むとき(オンリード)に形を決めます。
語源schema はギリシャ語 skhēma(形・姿)から。on read(読むときに)/ on write(書くときに)。
- 構造化 / 半構造化 / 非構造化 Structured / Semi / Unstructured
データの「形の決まり具合」による分け方。
構造化は表(行と列)、半構造化はJSONやログのようにゆるい形があるもの、非構造化は画像・音声・PDFなど決まった形がないもの。
覚えておく:表 / JSON・ログ / 画像・音声・PDF
語源structure はラテン語 struere(積み上げる・組み立てる)から。