データレイク編 第10章 / 全11章
ガバナンスとセキュリティとは
Data Governance ・ データカタログ
沼にしないためのルール図書館の目録と貸出ルール。目録がなければ本は探せず、ルールがなければ大事な資料が持ち出される。
図とさわれるデモで確かめる →
ポイント
- データカタログ:どこに・どんなデータがあるかの目録を作る
- アクセス管理:見てよい人だけに見せる。個人情報は隠す(マスキング)
- リネージ:データの出どころと加工の履歴をたどれるようにする
名前の由来
govern舵を取る(ギリシャ語 kybernan:船を操る)-ance〜すること
データという船の舵取り。誰が・何を・どう使ってよいかを決めて守ること。
仕事の現場では
個人情報保護法への対応や、「この数字の出どころは?」への説明責任は、ガバナンスの仕組みがあって初めて果たせます。
くわしく(正確な話)
- データを説明するデータ(項目名・型・更新日・担当者など)をメタデータという。
- カタログのない湖は、何があるか誰にもわからないデータスワンプ(沼)になる。
- 権限は人ではなく役割(ロール)に付けると管理しやすい。
- 代表的なサービスは Microsoft Purview・Dataplex・AWS Glue Data Catalog / Lake Formation。
この章の用語(意味と語源)
- データガバナンス Data Governance
データを、誰が・何のために・どう使ってよいかを決めて守る仕組み。
覚えておく:カタログ / 権限 / 品質 / リネージ
語源govern はギリシャ語 kybernan(船の舵を取る)から。
- データカタログ Data Catalog
どこに・どんなデータがあるかをまとめた目録。
検索して目的のデータを探し、意味や担当者、更新日を確認できます。
語源catalog はギリシャ語 katalogos(並べ上げたもの・一覧表)から。
- メタデータ Metadata
「データについてのデータ」。項目名・型・更新日・担当者など。
語源meta(ギリシャ語で「〜を超えた・〜についての」)+ data。
- データスワンプ Data Swamp
整理されないまま貯まり、誰も使えなくなったデータレイク。
語源swamp(沼地)。澄んだ湖(lake)が、濁った沼(swamp)になってしまった状態。
- マスキング Masking
個人情報などを「***」のように隠して見せること。
語源mask(仮面・覆い)。
- 個人情報 PII
名前・電話番号・メールアドレスなど、特定の個人がわかる情報。
個人情報保護法で、扱い方が定められています。
語源英語では PII:Personally Identifiable Information(個人を特定できる情報)。
- ロール(役割) Role
「経営者」「営業」など、権限をまとめて付ける単位。
人ごとに権限を付けるより、役割に付けて人を割り当てるほうが管理が楽です。
語源role(役割)。役者のせりふを書いた巻物(roll)から。