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セキュリティ編 第10章 / 全13章

バックアップと復旧とは

3-2-1ルール ・ イミュータブル ・ RPO/RTO

最後の砦
大事な書類のコピーを、家と会社と銀行の貸金庫に分けて置いておく。家が火事になっても、貸金庫の分は無事。
図とさわれるデモで確かめる →

ポイント

名前の由来

back後ろup上へ

後ろから支える「予備」。

仕事の現場では

ランサムウェアの被害では、バックアップまで暗号化されて戻せなかった、という例が少なくありません。バックアップは「取っている」ではなく「この時間で戻せる」まで確かめて、はじめて意味があります。

くわしく(正確な話)

  • どの時点まで戻せればよいかを RPO、どれだけの時間で戻すかを RTO と呼び、業務ごとに決める。
  • 書き換えや削除ができない期間を設定できる保管方式を、イミュータブルバックアップと呼ぶ。
  • バックアップの管理画面のIDも、多要素認証で守る。
  • 災害に備えて、離れた地域にも写しを置く。

うまれ:3-2-1ルールは、写真家ピーター・クロウが写真データの保存方法として広めたと言われる。

この章の用語(意味と語源)

バックアップ(3-2-1ルール) Backup

万一に備えて取っておく、データの写し。

3つ持ち、2種類の保存先に、1つは別の場所に置くのが基本(3-2-1ルール)。

覚えておく:3つ / 2種類 / 1つは別の場所

語源back(後ろ)+ up。後ろから支える「予備」。

イミュータブル / オフライン保管 Immutable / Offline Backup

一定期間、書き換え・削除ができない保管/ネットワークから切り離した保管。

ランサムウェアに暗号化されないバックアップを残すための方法です。

語源ラテン語 immutabilis(変えられない)。offline は「回線から外れた」。

RPO / RTO 目標復旧時点 / 目標復旧時間

どの時点のデータまで戻せればよいか/どれだけの時間で戻すか、の目標。

毎日夜にバックアップしているなら、RPOは最大で約1日分です。

語源Recovery Point Objective / Recovery Time Objective の頭文字。

復旧訓練(リストア) Restore

バックアップから実際に戻せるかを、定期的に試すこと。

語源restore(元に戻す)。ラテン語 restaurare(建て直す)から。レストランと同じ語源です。

セキュリティ編:章ごとに読む

  1. 情報セキュリティの3要素何を守るのか
  2. 攻撃の手口敵を知る
  3. パスワードと多要素認証鍵を強く、鍵を2つに
  4. IDと権限の管理誰が、何を、いつまで
  5. 暗号化とHTTPS盗まれても読めなくする
  6. ネットワークの守り入口を絞り、中身を調べる
  7. 端末の守り(EDR)入られても気づいて止める
  8. メールとWebの守りなりすましメールを見抜く
  9. 脆弱性とアップデート弱点は、見つかったらすぐふさぐ
  10. バックアップと復旧最後の砦
  11. ログ監視とインシデント対応起きたときに、慌てない
  12. ルールと人(セキュリティ管理)仕組みを回し続ける
  13. クラウド別の対応表同じ役割、違う名前

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