セキュリティ編 第1章 / 全13章
情報セキュリティの3要素とは
機密性 ・ 完全性 ・ 可用性(CIA)
何を守るのか金庫に入れた大事な書類。他人に見られない(機密性)、書き換えられない(完全性)、必要なときにすぐ取り出せる(可用性)。どれか1つ欠けても困る。
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ポイント
- 機密性:見てよい人だけが見られる
- 完全性:勝手に書き換えられていない、正しい状態である
- 可用性:使いたいときに使える(止まらない)
名前の由来
Confidentiality機密性Integrity完全性Availability可用性
頭文字をとって CIA。情報セキュリティとは、この3つを保つこと。
仕事の現場では
「セキュリティ=情報漏えい対策」と思われがちですが、システムが止まる(可用性)や、データが改ざんされる(完全性)も同じくらい大きな損害です。ランサムウェアは、この3つすべてを一度に脅かします。
くわしく(正確な話)
- 脅威(攻撃や災害など、害を与えるもの)が、脆弱性(弱点)を突いたときに被害が起きる。
- リスクは「起きやすさ × 起きたときの影響の大きさ」で考える。
- すべてのリスクをゼロにはできないので、減らす・避ける・保険などで移す・受け入れる、を選ぶ。
- セキュリティの事故・出来事をインシデントと呼ぶ。
うまれ:CIA の3要素は、国際規格 ISO/IEC 27001 などでも情報セキュリティの定義として使われている。
この章の用語(意味と語源)
- 機密性・完全性・可用性(CIA) Confidentiality ・ Integrity ・ Availability
情報セキュリティで守る3つの性質。
見てよい人だけが見られる(機密性)、正しく書き換えられていない(完全性)、使いたいときに使える(可用性)。
覚えておく:見られない / 変えられない / 止まらない
語源confidential はラテン語 confidere(信じて任せる)、integrity は integer(欠けていない)、availability は avail(役に立つ)から。
- 脅威 / リスク Threat / Risk
害を与えるもの/それが起きる可能性と影響の大きさ。
リスクは「起きやすさ × 影響の大きさ」で考え、大きいものから手を打ちます。
語源threat は古い英語 threat(圧迫)、risk はイタリア語 risco(岩礁=船が座礁する危険)から。
- インシデント Incident
セキュリティ上の事故や、その恐れのある出来事。
語源ラテン語 incidere(降りかかる)から。