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セキュリティ編 第6章 / 全13章

ネットワークの守りとは

ファイアウォール ・ WAF ・ VPN ・ ゼロトラスト

入口を絞り、中身を調べる
ビルの守衛。ファイアウォールは「決められた入口しか開けない」門、WAFは「荷物の中身まで調べる」検査係。ゼロトラストは、社員証を部屋に入るたびに確かめる仕組み。
図とさわれるデモで確かめる →

ポイント

名前の由来

fire火wall壁

ファイアウォール:もとは建物の「防火壁」。火(攻撃)が燃え広がらないように区切る壁。

仕事の現場では

テレワークで広まったVPN機器は、弱点を突かれてランサムウェアの入口になる例が相次ぎました。「社内に入れば安全」という前提を見直し、ゼロトラスト型の仕組み(SASE・ZTNA)へ移る会社が増えています。

くわしく(正確な話)

  • データベースへの問い合わせに不正な命令を紛れ込ませるのが SQLインジェクション。WAFで止められるが、根本はアプリ側の対策。
  • 怪しい通信を見つけて知らせるのが IDS、止めるのが IPS。
  • ゼロトラストの考え方をクラウドのサービスとしてまとめたものを SASE と呼ぶ。
  • 使っていない通り道(ポート)は閉じ、管理用の画面はインターネットに公開しない。

うまれ:ゼロトラストという言葉は、2010年に米国の調査会社フォレスター・リサーチが提唱した。

この章の用語(意味と語源)

ファイアウォール Firewall

決めた通り道以外の通信を止める仕組み。

語源fire(火)+ wall(壁)。もとは建物の防火壁。

WAF ワフ

Webアプリへの通信の中身を調べ、攻撃のパターンを止める仕組み。

語源Web Application Firewall(Webアプリ用の防火壁)の頭文字。

SQLインジェクション SQL Injection

入力欄に不正なデータベースへの命令を紛れ込ませ、情報を盗む攻撃。

語源inject(注入する)。ラテン語 inicere(投げ入れる)から。

VPN ブイピーエヌ

インターネットの上に、暗号化した専用の通り道を作る仕組み。

VPN機器の弱点を突かれる事故が相次ぎ、更新をためないことが重要です。

語源Virtual Private Network(仮想の専用ネットワーク)の頭文字。

ゼロトラスト Zero Trust

社内・社外を問わず、アクセスのたびに本人と端末を確かめる考え方。

覚えておく:決して信頼せず、常に確かめる

語源zero(ゼロ)+ trust(信頼)。「最初から信頼はゼロ」として毎回確認する。

IDS / IPS 侵入検知 / 侵入防止

怪しい通信を見つけて知らせる仕組み/止める仕組み。

語源Intrusion Detection / Prevention System の頭文字。intrusion はラテン語 intrudere(押し入る)から。

SASE / ZTNA サシー

ゼロトラストの考え方で、通信の守りをクラウドのサービスとしてまとめたもの。

語源Secure Access Service Edge / Zero Trust Network Access の頭文字。

セキュリティ編:章ごとに読む

  1. 情報セキュリティの3要素何を守るのか
  2. 攻撃の手口敵を知る
  3. パスワードと多要素認証鍵を強く、鍵を2つに
  4. IDと権限の管理誰が、何を、いつまで
  5. 暗号化とHTTPS盗まれても読めなくする
  6. ネットワークの守り入口を絞り、中身を調べる
  7. 端末の守り(EDR)入られても気づいて止める
  8. メールとWebの守りなりすましメールを見抜く
  9. 脆弱性とアップデート弱点は、見つかったらすぐふさぐ
  10. バックアップと復旧最後の砦
  11. ログ監視とインシデント対応起きたときに、慌てない
  12. ルールと人(セキュリティ管理)仕組みを回し続ける
  13. クラウド別の対応表同じ役割、違う名前

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