セキュリティ編 第8章 / 全13章
メールとWebの守りとは
SPF ・ DKIM ・ DMARC
なりすましメールを見抜く封筒の差出人の確認。消印(SPF)と封ろう(DKIM)で本物かを確かめ、偽物だったら捨てるようにルールを公開しておく(DMARC)。
図とさわれるデモで確かめる →
ポイント
- メールの差出人は、実は簡単に偽れる
- SPF・DKIM・DMARC で「そのドメインから本当に送られたか」を確かめられる
- ただし、よく似た別のドメイン(そっくりドメイン)は防げない。最後は人の目と確認の手順
名前の由来
domain領地(ラテン語 dominium:支配)
ドメインは、インターネット上の「領地の名前」。example.co.jp のように、メールアドレスの @ の後ろにある部分。
仕事の現場では
2024年から、Gmail などが大量にメールを送る会社にDMARCの設定を求めるようになりました。自社のドメインになりすまされないためにも、SPF・DKIM・DMARCの設定を確認しましょう。
くわしく(正確な話)
- SPFは「このドメインのメールを送ってよいサーバー」の一覧を公開する仕組み。
- DKIMは、メールに電子署名を付けて、途中で改ざんされていないことを示す仕組み。
- DMARCは、SPF・DKIMに失敗したメールをどう扱うか(隔離・拒否)を公開し、報告を受け取る仕組み。
- 怪しい添付ファイルを隔離された環境(サンドボックス)で開いて確かめる製品もある。
この章の用語(意味と語源)
- SPF / DKIM / DMARC 送信ドメイン認証
メールが本当にそのドメインから送られたかを確かめる3つの仕組み。
SPFは送ってよいサーバーの一覧、DKIMは電子署名、DMARCは失敗したメールの扱い方のルールです。
覚えておく:SPF = 送信元 / DKIM = 署名 / DMARC = ルール
語源Sender Policy Framework / DomainKeys Identified Mail / Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance の頭文字。
- なりすまし Spoofing
他人や他社のふりをして、メールや通信を送ること。
語源英語の spoof は「ちゃかす・だます」。19世紀の英国のトランプゲームの名前から。
- ドメイン Domain
インターネット上の住所の名前。メールアドレスの @ の後ろの部分。
覚えておく:例:example.co.jp
語源ラテン語 dominium(支配・領地)から。
- サンドボックス Sandbox
怪しいファイルを、外に影響しない隔離された環境で開いて確かめる仕組み。
語源sandbox(砂場)。子どもが安全に遊べる、囲われた場所。