アプリ基盤編 第1章 / 全13章
Webアプリの仕組みとは
3層構造 ・ Web ・ アプリケーション
画面・処理・保存の3段デパート。ショーウィンドウ(画面)、店員さん(処理)、倉庫(保存)。お客さんが増えたら入口で列を分け、店員さんを増やす。
図とさわれるデモで確かめる →
ポイント
- Webアプリは「画面(プレゼンテーション層)・処理(アプリケーション層)・保存(データ層)」の3段でできている
- 利用者との間に、近くから配る仕組み(CDN)や振り分ける仕組み(ロードバランサー)を置く
- 処理を「どこで動かすか」には、仮想マシン・コンテナ・サーバーレスの3つの選び方がある
名前の由来
webクモの巣application当てはめること
World Wide Web(世界に広がるクモの巣)の上で動く、用事のためのソフト。
仕事の現場では
ベンダーの構成図は、たいていこの3段と入口の部品で描かれています。「どの段の話か」「どこで動かすか」の2つを押さえると、構成図や見積もりが読めるようになります。
くわしく(正確な話)
- 画面はブラウザの中で、処理はサーバーの上で動く。両者は HTTPS でやり取りする。
- 処理を担うソフトを、Webサーバー・アプリケーションサーバーと呼ぶ。
- クラウドの仕組みを前提に、コンテナや自動化を活かして作るやり方をクラウドネイティブと呼ぶ。
- この編では、Webアプリが「届けられる・動く・作られる・見守られる」仕組みを順に見ていく。
うまれ:World Wide Web は1989年、欧州の研究所CERNでティム・バーナーズ=リーが考案した。
この章の用語(意味と語源)
- 3層構造 Three-tier Architecture
Webアプリを「画面・処理・保存」の3段に分ける作り方。
画面(プレゼンテーション層)、処理(アプリケーション層)、保存(データ層)に分けると、それぞれを別々に増やしたり直したりできます。
覚えておく:画面 / 処理 / 保存
語源tier は「段・列」。劇場のひな壇の段のように、上下に重なった層のこと。
- Webサーバー / アプリケーションサーバー Web Server / Application Server
ブラウザからの頼みに答えるソフト/その奥で業務の処理をするソフト。
Webサーバーの代表は Nginx・Apache。アプリケーションサーバーは、Java・Python・Node.js などで書かれた処理を動かします。
語源serve(仕える・料理を出す)+ -er。Nginx は「エンジン・エックス」と読みます。
- HTTP / HTTPS エイチティーティーピーエス
Webでやり取りするための決まりごと/それを暗号化したもの。
今のWebアプリは、通信を暗号化する HTTPS が当たり前です。
語源HyperText Transfer Protocol の頭文字。S は Secure(安全な)。
- クラウドネイティブ Cloud Native
クラウドで動かすことを前提に、コンテナや自動化を活かして作るやり方。
語源native(生まれつきの)。クラウド「生まれ」のアプリ。