IT全般編 第10章 / 全15章
クラウドとは
Cloud ・ IaaS ・ PaaS ・ SaaS
持たずに借りるポイント
- インターネットの向こうにあるコンピューターを、必要な分だけ借りて使う
- 自社で機械を持つ形をオンプレミスと呼び、クラウドと比べられる
- どこまで任せるかで IaaS・PaaS・SaaS に分かれる
名前の由来
ネットワークの向こう側を、図で雲の形に描いていたことから。中身を気にせず使える、という意味も込められている。
仕事の現場では
くわしく(正確な話)
- クラウドの中身は、世界中のデータセンターに並ぶ大量のサーバー。
- 1台の機械を何台分にも分けて貸し出す技術を仮想化と呼ぶ。
- 任せる範囲が広いほど手間は減るが、自由に作り込める範囲は狭くなる。
- どの形でも、データの中身と「誰に見せるか」の管理は利用者の責任(責任共有モデル)。
うまれ:2006年に Amazon が AWS でサーバーの時間貸しを始めたことが、今のクラウドの始まりとされる。
この章の用語(意味と語源)
- クラウド Cloud
インターネットの向こうにあるコンピューターを、必要な分だけ借りて使う仕組み。
自社でサーバーを買わずに、使った分だけ料金を払います。
覚えておく:AWS / Azure / Google Cloud
語源cloud(雲)。ネットワークの向こう側を、図で雲の形に描いていたことから。
- オンプレミス On-premises ・ オンプレ
サーバーなどの機械を、自社で持って運用する形。
語源on premises(自社の敷地・建物の中で)。premises は「建物と敷地」。
- IaaS / PaaS イアース / パース
クラウドを「どこまで任せるか」の分け方。
IaaS は機械だけを借りる、PaaS はOSやDBなどの土台まで任せる。完成したソフトまで借りるのが SaaS です。
覚えておく:IaaS → PaaS → SaaS(右ほどお任せ)
語源Infrastructure(基盤)/ Platform(土台)as a Service(〜をサービスとして)の頭文字。
- SaaS サース
完成したソフトを、インターネット経由で月額などで借りて使う形。
Microsoft 365・Salesforce・kintone など。運用は提供会社が行います。
語源Software as a Service(サービスとしてのソフトウェア)の頭文字。
- データセンター Data Center
サーバーを大量に集めて置いている、専用の建物。
停電や地震に備えた電源・空調・警備を備えています。
語源data(データ)+ center(中心・拠点)。
- 仮想化 Virtualization
1台の機械を、何台分にも分けて使えるようにする技術。
分けられた1台分を仮想マシン(VM)と呼びます。クラウドはこの技術で、機械を細かく貸し出しています。
語源virtual はラテン語 virtus(力・実質)から、「実質的には同じ」という意味。
- AWS / Azure / Google Cloud 3大クラウド
世界の3大クラウド。
AWS は Amazon、Azure は Microsoft、Google Cloud は Google が提供しています。
語源AWS は Amazon Web Services の頭文字。azure は「空色」。Google は 10の100乗を表す googol から。