IT全般編 第11章 / 全15章
セキュリティとは
Security ・ 認証 ・ 暗号化
守る仕組みポイント
- 認証:本人かどうかを確かめる(ログイン)
- 認可:その人に何をしてよいかを決める(権限)
- 暗号化:盗まれても読めないようにする
名前の由来
ラテン語 securus(心配のない)から。心配ごとから離れている状態。
仕事の現場では
くわしく(正確な話)
- パスワードに加えて、スマホの確認など別の手段を組み合わせるのが多要素認証(MFA)。
- データを人質にして身代金を要求するランサムウェアの被害が、企業で増えている。
- ソフトの弱点(脆弱性)は見つかり次第修正が配られるので、更新をためないことが大切。
- 「社内だから安全」と決めつけず、毎回確かめる考え方をゼロトラストと呼ぶ。
- 同じパスワードの使い回しは厳禁。1つのサービスから漏れると、他のサービスも次々に乗っ取られる。
この章の用語(意味と語源)
- セキュリティ Security
情報やシステムを、盗み見・改ざん・停止から守ること。
語源ラテン語 securus(心配のない)。se-(離れて)+ cura(心配)。
- 認証 / 認可 Authentication / Authorization
本人かどうかを確かめること/その人に何をしてよいかを決めること。
ログインが認証、「この人は経理のデータだけ見てよい」と決めるのが認可です。
語源authentication はギリシャ語 authentikos(本物の)、authorization は author(権限を持つ人)から。
- 多要素認証(MFA) Multi-Factor Authentication
パスワードに加えて、スマホの確認など別の手段も使う本人確認。
「知っているもの(パスワード)」「持っているもの(スマホ)」「本人そのもの(指紋・顔)」のうち2つ以上を組み合わせます。
覚えておく:知っている / 持っている / 本人そのもの
語源factor はラテン語 facere(作る)から「要素」。
- 暗号化 Encryption
データを、鍵を持つ人にしか読めない形に変えること。
語源en(中に)+ ギリシャ語 kryptos(隠された)。
- フィッシング Phishing
本物そっくりの偽メールや偽サイトで、パスワードなどを盗む手口。
語源fishing(釣り)のもじり。ph は、昔のハッカー文化の言葉 phreaking にならったと言われます。
- ランサムウェア / マルウェア Ransomware / Malware
悪さをするソフトの総称がマルウェア。データを人質にして身代金を要求するのがランサムウェア。
語源malicious(悪意のある)+ software、ransom(身代金)+ software。
- 脆弱性 Vulnerability ・ ぜいじゃくせい
ソフトの設計や作りの弱点。攻撃の入口になる。
見つかると修正版(パッチ)が配られるので、更新をためないことが大切です。
語源ラテン語 vulnus(傷)から、「傷つきやすさ」。
- ゼロトラスト Zero Trust
社内・社外を問わず、アクセスのたびに確かめる考え方。
語源zero(ゼロ)+ trust(信頼)。「最初から信頼はゼロ」として毎回確認する。