IT全般編 第14章 / 全15章
運用・保守とは
Operation ・ Maintenance ・ SLA
作ってからが本番車の点検とロードサービス。毎日メーターを見て(監視)、定期点検をし(保守)、故障したらすぐ駆けつける(障害対応)。
図とさわれるデモで確かめる →
ポイント
- 運用:毎日システムを見守り、正しく動かし続ける
- 保守:不具合を直し、OSやソフトを更新する
- どれだけ止まらないかを「稼働率」で約束する(SLA)
名前の由来
maintenanceラテン語 manu tenere:手で保つ
手をかけて、よい状態を保ち続けること。
仕事の現場では
システムの費用は、作る費用だけでなく、毎年の運用・保守費用も合わせて考えます。長く使うほど、運用・保守の費用の合計は作る費用と同じかそれ以上になることも珍しくありません。
くわしく(正確な話)
- サーバーの状態や応答の速さを常に測り、異常があれば知らせる仕組みを監視という。
- システムが止まったり誤動作したりすることを、障害(インシデント)と呼ぶ。
- 同じ役割の機械を2台以上用意し、1台が壊れても止まらないようにすることを冗長化という。
- 稼働率 99.9% は年間約8.8時間、99.99% は年間約53分の停止に相当する。
この章の用語(意味と語源)
- 運用・保守 Operation / Maintenance
システムを動かし続け、直し、更新していく仕事。
語源operation(動かすこと)。maintenance はラテン語 manu tenere(手で保つ)から。
- 監視 Monitoring
システムの状態を常に測り、異常があれば知らせること。
語源monitor はラテン語 monere(警告する)から。
- 障害(インシデント) Incident
システムが止まったり、正しく動かなくなったりすること。
語源incident はラテン語 incidere(降りかかる)から。
- SLA / 稼働率 Service Level Agreement
サービスの品質(止まらなさなど)を数字で約束したもの。
稼働率 99.9% なら、1年で止まってよいのは約8.8時間までです。
覚えておく:99.9% ≒ 年8.8時間 / 99.99% ≒ 年53分
語源Service Level Agreement(サービスの水準の合意)の頭文字。
- 冗長化 Redundancy
同じ役割の機械を2台以上用意して、1台が壊れても止まらないようにすること。
語源redundant(余分な)。ラテン語 redundare(あふれ出る)から。