IT全般編 第6章 / 全15章
社内システム(業務システム)とは
基幹系 ・ 情報系 ・ ERP ・ SSO
会社を動かす仕組みポイント
- 基幹系:会計・販売・在庫・生産・人事給与など、止まると商売が止まるシステム
- 情報系:メール・チャット・グループウェア・文書管理など、仕事のやり取りを支えるシステム
- システム同士をつなぐ(連携)と、二重入力や転記ミスがなくなる
名前の由来
会社の仕事をまとめて回す仕組み。英語では enterprise system とも呼ぶ。
仕事の現場では
くわしく(正確な話)
- 基幹系をまとめて1つにしたものがERP(統合基幹業務システム)。SAP・Oracle・Microsoft Dynamics 365 などが代表例。
- 顧客との関係を管理するCRM、営業活動を管理するSFAも、会社を支える定番のシステム。
- 申請・承認の流れを電子化するのがワークフロー。
- 社員のIDを1か所で管理し、1回のログインで複数のシステムを使えるようにするのがSSO(シングルサインオン)。
- 画面操作をソフトのロボットに再現させるのがRPA。APIがない古いシステムとの連携に使われる。
うまれ:ERP という言葉は、1990年に米国の調査会社ガートナーが使い始めた。
この章の用語(意味と語源)
- 基幹系 / 情報系 Core System / Information System
会社の仕事を回すシステムの、2つの分け方。
基幹系はお金・モノ・人の流れ(会計・販売・在庫・生産・人事給与など)、情報系は連絡や情報共有(メール・チャット・文書など)を扱います。
覚えておく:基幹系 = 止まると商売が止まる
語源基幹は「おおもと・中心」。英語では core system(中心のシステム)と呼ばれます。
- ERP イーアールピー ・ 統合基幹業務システム
会計・販売・在庫・人事などの基幹業務を、1つにまとめたシステム。
SAP・Oracle・Microsoft Dynamics 365 などが代表例。データが1か所にそろうので、経営の数字がすぐ見えます。
語源Enterprise Resource Planning(企業の資源の計画)の頭文字。enterprise はフランス語 entreprendre(取りかかる)から。
- CRM / SFA 顧客管理 / 営業支援
顧客との関係を管理するシステム/営業活動を管理するシステム。
Salesforce・kintone・HubSpot などが使われます。
語源Customer Relationship Management(顧客関係の管理)/ Sales Force Automation(営業部隊の自動化)の頭文字。
- ワークフロー Workflow
申請・承認の流れ。また、それを電子化する仕組み。
稟議や経費精算を、紙とハンコからシステム上の承認に置きかえます。
語源work(仕事)+ flow(流れ)。
- SSO(シングルサインオン) Single Sign-On
1回のログインで、複数のシステムを使えるようにする仕組み。
社員のIDを Microsoft Entra ID などで1か所に集めて管理します。退職者のIDを1か所で止められるので、安全面でも重要です。
語源single(1回の)+ sign on(ログインする)。
- RPA アールピーエー
人がやっている画面操作を、ソフトのロボットに自動でやらせる仕組み。
APIがない古いシステムとの連携にも使われます。
語源Robotic Process Automation(ロボットによる作業の自動化)の頭文字。robot はチェコ語 robota(強制労働)から。
- グループウェア Groupware
予定表・掲示板・ファイル共有など、チームで仕事をするためのソフト。
Microsoft 365・Google Workspace・サイボウズなど。
語源group(集団)+ software。